「願い」をかける!

今日7月7日は七夕です。七夕と言えば、笹の葉に願い事を書いた五色の色鮮やかな短冊をつるすことが、古くから行われてきました。

1年に1回、天の川をわたって織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)が出会える日としても有名です。

七夕の由来を調べてみますと、そもそも2人は結婚していたのですが、楽しくて仕事もせず遊ぶようになり、神様が怒って2人を天の川を挟んで引き離してしまったようです。しかし、哀れになった神様が1年に1回七夕の日だけ2人をあわせるようにしたところ、再び2人は頑張って仕事をするようになったという伝説です。

3年生のフロアーにあがる階段に、「星に願いを!」と3年生の皆さんの願いが短冊に書かれています。

「志望校受験に合格できますように」「健康に過ごせますように」「みんなと笑顔で卒業できますように」と様々です・・・。

 

今日も、学校周辺には朝から強い雨が降っています。残念ながら、今夜天の川をながめることは、できないかもしれません。

ここ数日、熊本地方を中心に北九州から全国的にかけて、豪雨による洪水や土砂崩れの被害が大きく出ています。日に日に多くの死者もみられ、だれもが命を守るために、早めの避難が求められます。

長浜市からも防災の連絡がきています。生徒の皆さんは、登下校の途中や帰宅後、大雨により周辺の道路の冠水や用水路の増水が予想されます。絶対にむやみに近づいたりせず、安全・安心を最優先にした行動をとるようにしてください。

「ヒマワリのように前向く~広島の大学生、弟に誓う」

本日付の読売新聞に以下のような記事が載っていました。(途中省略・一部要約)

「高校3年生の弟を亡くした広島市の大学4年、植木桃子さんは、市の追悼式に初めて参加した。2年前、2歳下の翔太朗さん(当時18歳)は自宅で土石流に流され亡くなった。現実が受け止められず、なるべく明るく振舞い、新しい友人から『きょうだい。おるん?』と聞かれても、弟を失ったかわいそうな子と思われたくないため『おらん』と答えてきた。今年3月、母が空き地となっている自宅跡に誘った。「明るく照らそう」と取り出したのはヒマワリの種。6月末、一緒にまいたヒマワリは、見事に20輪ほどの花を咲かせた。桃子さんは『悲しい思いを経験した自分だからこそ、誰かの役に立つことができるのでは』と口にするようになった。追悼式では『心の痛みを聞くことができる大人になるから』と弟に誓った・・・。」

記憶に新しい、広島・岡山・愛媛県など西日本地方14府県で多くの死者を出し、平成最悪の水害となった「西日本豪雨」からちょうど2年・・・。桃子さんの「願い」には、思いがこもっています。

七夕の日、短冊に込めた私の「願い」は、「〇〇できますように」という願いが叶うかどうかは、「〇〇になる」という実現に向けての、私自身の心の持ち方によって大きく変わるのかもしれません。