謹賀新年

みなさま、新年明けましておめでとうございます。

2019年もよろしくお願いいたします。

お正月になると、いつも思い出す話があります。以下に載せます。


昔の日本人は、お正月はお祭りだと考えていました。どういうお祭りかといえば、「年神さま」という神さまがみんなの家にやって来る。この年神さまは、それぞれの家の祖先の魂です。この年神さまは、〈いのち〉のエネルギーです。すごいパワーがあります。そして、みんなに幸福ををもたらしてくれます。この年神さまをそれぞれの家にお迎えして、そのお祭りをするのがお正月です。年神さまは12月31日の夜に家にやって来ます。だから昔は12月の31日の夜からお祭りをしたのです。年神さまにいろいろなお供えをしました。さといもや大根、野菜などです。1月1日に、そのお供えで作ったものがお雑煮です。そしてお年玉は、この年神さまにお供えしたおもちだったのです。このおもちには、年神さまのパワーが乗り移っています。そのおもちを分けてもらって、みんなが年神さまのパワーをいただくのです。昔はこのおもちがお年玉でした。(今はお金でもらってますが・・・)昔の人たちはお正月に、しっかりと〈いのち〉の不思議を感じとっていたことを知っておいてください。〈いのち〉を大事にしようと決心するのがお正月の本当の意味なのです。

この1年が素晴らしい年になりますように・・・。